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ブレーカーを上げても電気がつかないとき、停電などが原因で自分の家の周辺だけ電気が止まっているのが、ブレーカー自体に問題があって故障しているのかよく分からない場合があります。また一部屋だけ電気がつかないなど、限定的な問題もあるかもしれません。
- ブレーカーを上げても電気がつかない主な原因は停電・ブレーカー・契約内容・設備問題の4つ
- 電気が使えないときの連絡先は症状によって異なる
- 自分で復旧できない危険なケースも必ず確認
家全体の電気がつかない場合は停電情報を確認し、一部だけ電気がつかない場合は分電盤を確認してください。ブレーカーの状況から漏電の可能性がある場合や大型家電のみ使えない場合は、自分で復旧できないため、電気工事店へ点検を依頼しましょう。
地域で停電が発生している場合は、契約先の電力会社ではなく、地域を管轄する送配電事業者が公開している停電情報を確認すると、復旧状況を把握できます。

電気事業法により、2016年の電力自由化以降は電気を販売する小売電気事業と、一般送配電事業者は役割が分かれています。電線や停電復旧管理は一般送配電事業者の管轄です。
この記事では、症状ごとの原因や対処法に加え、自分で復旧できないケースについても解説しています。原因に応じた復旧方法を確認し、安全かつ最短で電気を復旧させましょう。
ブレーカーを上げても電気がつかない際の確認手順

| ブレーカー上げても 電気がつかない場合 確認項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 停電状況を確認 | 近隣住宅や停電情報 |
| ブレーカーの状態を確認 | 下がっていないか |
| 電気契約状況を確認 | 供給開始日など |
| 設備異常がないか確認 | 変形・異音・異臭など |
ブレーカーを上げても電気がつかない場合は、原因を特定するために、まず停電やブレーカーの状態を確認しましょう。停電もなくブレーカーに異常がなければ、電気契約や電気設備が原因である可能性があります。
地域全体で停電している場合は、自宅のブレーカーを操作しても電気はつきませんが、停電が発生していないのに家全体の電気がつかないときは、ブレーカー操作で復旧できる場合があります。
停電もブレーカー異常もないときは、供給開始日など電力会社との契約状況を確認しましょう。

分電盤に変形・異音・異臭がある場合は感電や火災につながる危険があるため、すぐに電気工事店や管理会社へ点検を依頼してください。
地域の停電状況を確認する

| 地域 | 「停電情報の確認ページ」一覧 |
|---|---|
| 北海道 | ほくでんネットワーク |
| 東北 | 東北電力ネットワーク |
| 東京 | 東京電力パワーグリッド |
| 中部 | 中部電力パワーグリッド |
| 北陸 | 北陸電力送配電 |
| 関西 | 関西電力送配電 |
| 中国 | 中国電力ネットワーク |
| 四国 | 四国電力送配電 |
| 九州 | 九州電力送配電 |
| 沖縄 | 沖縄電力 |
ブレーカーを上げても電気がつかないときは、自宅だけで起きているトラブルなのか、地域全体の停電なのかを最初に確認しましょう。住んでいる地域を管轄する送配電事業者の停電情報から、リアルタイムで停電状況を把握できます。
あわせて、近隣住宅やマンションの共用灯・廊下の照明なども確認すると、停電の範囲を判断しやすくなります。
周辺の建物も電気がついていない場合は、地域停電の復旧を待ちましょう。自宅だけ電気がつかない場合は、ブレーカー・電気契約・分電盤を順番に確認してください。停電について直接問い合わせしたい場合は、各エリア管轄の送配電事業者へと連絡しましょう。
ブレーカーの状態を確認

| ブレーカーの状態 | 電気がつかない 原因 |
|---|---|
| 安全ブレーカー「切」 | 特定回路の過負荷 家電故障 |
| 漏電ブレーカー「切」 | 漏電 |
| アンペアブレーカー「切」 | 電気の使いすぎ |
| すべて正常 | 供給開始前 設備故障 |
自宅だけ電気がつかない場合は、分電盤を見て安全ブレーカー・漏電ブレーカー・アンペアブレーカーのどれが切れているか確認し、電気がつかない原因を判断しましょう。
家全体の電気がつかない場合は、アンペアブレーカーや漏電ブレーカーが切れていないか確認してください。一部屋だけ電気が使えない場合や、一部のコンセントだけつかない場合は、安全ブレーカーが切れている可能性があります。
ブレーカーは、玄関付近や洗面所に設置されていることが多く、「上げる = 入(電気を通す)」「下げる = 切(電気を止める)」です。
ただし、ブレーカーは上がっているように見えても、つまみが途中で止まっている場合があります。「入」「切」の表示やつまみの位置を見て、完全に上がっているか確認しましょう。

分電盤(ぶんでんばん)とは、発電所から送られてきた電気を各部屋に安全に分けて配る(分配する)ための装置です。分電盤は主に、アンペアブレーカー・漏電ブレーカー・安全ブレーカーの3つで構成されます。
電力会社との契約状況を確認

停電やブレーカーに異常がない場合は、申し込み完了メールや電力会社のマイページで、電気契約の供給開始日や引っ越し手続き状況を確認しましょう。
特に引っ越し直後は、電気の開通手続きが完了していなければ、ブレーカーを上げても室内の電気は使えません。電力会社へ申し込みが完了している場合でも、供給開始日が翌日以降になっている場合や、申し込み内容に不備がある場合は、予定どおりに通電されない可能性があります。
契約状況が分からないときは、契約予定の電力会社へ連絡し、申し込み状況や通電予定を確認してください。
分電盤や電気設備の異常確認
停電やブレーカー、電気契約に問題がない場合は、分電盤や屋内の電気設備に異常がないか確認しましょう。分電盤に異常がある場合は、故障や劣化によって電気がつかなくなっている可能性があります。
分電盤が熱で変形していないか、焦げ臭くないか、異音がしていないかなど、それぞれ確認しておきましょう。
分電盤に異常がある状態でブレーカーを繰り返し操作すると、感電や火災につながる危険があります。異常を確認した場合は、自分で修理せず、電気工事店や管理会社へ点検を依頼してください。
家全体の電気がつかない場合の復旧方法

| 家全体の電気がつかず さらにどんな状況? | 電気の復旧方法 |
|---|---|
| 近隣も停電 | 停電情報を確認し、復旧を待つ |
| 自宅だけ停電 | ブレーカーの復旧作業 |
| ブレーカーが何度も落ちる | 漏電を疑う |
| 引っ越し直後 | 開通手続き内容を確認 |
家全体の電気がつかない場合は、近隣住宅も停電しているのか、自宅だけなのかで対応が異なります。近隣も停電しているなら地域停電のため電力会社の復旧を待つしかありませんが、自宅だけなら分電盤のブレーカー操作で直る可能性があります。
ただし、ブレーカーの復旧作業中に何度も落ちる場合は漏電の恐れがあるため、正しい手順で原因箇所を特定する必要があります。
また、引っ越し直後であれば設備や家電の不具合ではなく、電気契約の手続きが未完了であるケースも考えられます。電気がつかないトラブルにも慌てず、まずは落ち着いて状況を整理することから始めましょう。
近隣も停電していれば停電情報を確認し復旧を待つ
近隣の住宅や信号機なども停電している場合は地域停電の可能性が高いため、自宅のブレーカーは操作せず、送配電事業者の停電情報を確認して復旧を待ちましょう。

新電力を契約していても、停電の確認・復旧対応は地域の大手電力会社の送配電事業者がおこないます。
停電情報は、各送配電事業者の公式ホームページで、対象エリアや発生原因、復旧予定時刻を確認できます。
また、専用アプリや公式LINEなど通知機能のあるサービスを提供している事業者では、復旧通知を受け取ったり、チャットで相談したりできる場合もあります。
なお停電中は、復旧時の通電による家電製品への負荷を防ぐため、エアコンや電子レンジ、アイロンなど使用中だった家電の電源を切り、電源プラグを抜いておくと安心です。
自分の家だけ停電ならブレーカーの復旧対応をする

自宅だけ電気がつかない場合は、地域停電ではなくブレーカーが切れている可能性があるため、分電盤を確認して復旧対応をおこないましょう。
家全体の停電は、アンペアブレーカーや漏電ブレーカーが切れていることが原因の可能性があります。
ブレーカーが「切(下がっている状態)」になっている場合は、ブレーカーの種類に応じた正しい手順で復旧操作を行ってください。

スマートメーターが設置されている住宅では、アンペアブレーカーがない分電盤もあります。アンペアブレーカーが見当たらない場合は、漏電ブレーカーが切れていないか確認してください。
何度もブレーカーが落ちる場合は漏電を疑う
| ブレーカー種類 | ブレーカーが 落ちる原因 |
|---|---|
| 漏電ブレーカー | 漏電 |
| 安全ブレーカー アンペアブレーカー | 電気の使いすぎ |
ブレーカーを「入」に戻してもすぐに落ちる場合や、漏電ブレーカーが繰り返し落ちる場合は、家の中のどこかで漏電が発生している恐れがあり危険です。
家全体が真っ暗になっても、手順に沿って漏電箇所を確認し該当場所の安全ブレーカーを「切」にすれば、ほかの部屋では普段どおり電気が使えるようになります。
漏電を放置すると火災につながる危険があるので、他の部屋の電気が使えて一安心したとしても、早めに電気工事店や管理会社へ点検・修理を依頼しましょう。

漏電ブレーカーが正常に復旧すれば、一時的な漏電や家電製品が原因だった可能性があります。
引っ越し直後なら電気契約の開始状況を確認する
引っ越し直後に家全体の電気がつかない場合は、家電や設備のトラブルではなく、電気の開通手続きが完了していない可能性があります。
開通手続きが未完了だとブレーカーを上げても電気はつかないため、申し込み完了メールや電力会社のマイページで「開通手続きが完了しているか」「供給開始日が当日になっているか」「申し込み内容に不備がないか」など、申し込み状況や供給開始日を確認してください。
申し込み内容に不備がある場合は、予定どおりに通電されないことがあります。未契約だった場合は、電力会社へ連絡して開通手続きを進めてください。
家の一部だけ電気がつかない場合の復旧方法

| つかない状況 | 復旧方法 |
|---|---|
| 一部屋だけ | 安全ブレーカーを復旧 |
| 電球・照明器具だけ | 交換・点検 |
| 特定のコンセントだけ | 電気工事店へ修理依頼 |
一部屋だけ・一箇所だけ電気がつかない場合は、家全体の停電ではなく、安全ブレーカーや照明器具、コンセントなど限られた場所に原因がある可能性が高いです。
一部屋だけ停電している場合は安全ブレーカーを確認し、使用中の家電製品のプラグを抜いてから安全ブレーカーを復旧しましょう。
特定の照明器具だけが点灯しない場合は、電球切れや照明器具の故障が考えられるため、本体の交換や修理が必要です。
特定のコンセントだけ使えない場合は屋内配線の故障が考えられるため、自分で修理せず、電気工事店へ依頼してください。
一部屋だけつかない場合は安全ブレーカーの復旧対応
一部屋だけ電気がつかない場合は、安全ブレーカーが落ちている可能性が高いです。つかない部屋で使用していた家電製品の電源プラグをいくつかコンセントから抜いて、安全ブレーカーを復旧しましょう。

安全ブレーカーは、部屋や回路ごとに電気を管理しており、使用量の上限を超えると落ちる仕組みです。
安全ブレーカーを復旧して電気がつけば、一時的な電気の使いすぎ(過負荷)が原因と考えられます。
一方、再び安全ブレーカーが落ちる場合や、安全ブレーカーに異常がないにもかかわらず一部屋だけ電気がつかない場合は、照明器具やコンセントなど個別の設備に原因がある可能性があります。
電球や照明器具だけつかない場合は交換や修理

部屋の電気やコンセントは使えるのに照明だけつかない場合は、ブレーカーではなく電球や照明器具が原因の可能性が高いため、電球を交換し、照明器具のを点検しましょう。
ただし、LED一体型照明の場合は電球のみ交換ができないため、照明器具本体の交換や修理が必要です。LED一体型照明とは、照明器具とLED光源(電球やユニット)がひとつになった照明器具で、電球のみ交換はできず、点灯しなくなった場合は器具自体を交換しなくてはいけません。
電球を交換しても点灯しない場合は、照明器具本体や壁のスイッチが故障している可能性があります。スイッチや器具の不具合は自分で改善できないため、メーカーや電気工事店へ点検や修理を依頼してください。
特定のコンセントで家電が使えない場合は修理依頼

特定のコンセントだけ家電が使えない場合は屋内配線の故障が考えられるため、自分で修理せず、電気工事店へ点検・修理依頼が必要です。
まずは、別のコンセントで家電が問題なく使える場合は、コンセント側に原因がある可能性が高いです。
コンセントや屋内配線の修理には、電気工事士の資格が必要です。焦げ跡や異臭などの異常がある場合は使用を中止し、感電や火災を防ぐためにも、電気工事店へ連絡してください。
ブレーカーの正しい復旧方法

| ブレーカーの種類と 復旧方法 | 復旧方法 |
|---|---|
| 安全ブレーカー の戻し方 | 使用中の家電を減らして 「入(上)」へ戻す |
| 漏電ブレーカー の戻し方 | 安全ブレーカーを 1つずつ戻して 漏電回路を特定する |
| アンペアブレーカー の戻し方 | 家全体の使用電力を減らして 「入(上)」へ戻す |
ブレーカーは安全ブレーカー・漏電ブレーカー・アンペアブレーカーなど種類によって停電復旧方法が異なります。最近の住宅ではスマートメーターの普及により、アンペアブレーカーのない分電盤も増えています。
スマートメーターは契約容量以上の電気を使うと内蔵されたブレーカー機能が作動し、自動で約10秒間停電する仕組みです。一時的な停電で約10秒後に自動で復旧するため、電気の使用量を減らして待ちましょう。
一方、漏電ブレーカーが落ちている場合は火災や感電につながる危険があるため、正しい手順で漏電している回路を特定し、安全に使える回路だけ復旧させる必要があります。

原因の場所以外では普段通り電気が使えますが、漏電そのものは解消していないため、戸建て住宅は電気工事店へ、賃貸物件は管理会社や大家さんへ連絡して点検を依頼してください。
安全ブレーカーの戻し方

安全ブレーカーは、特定の部屋だけで電気を使いすぎると、安全装置が働いて該当するつまみが自動的に落ちる仕組みです。
まずは使用していた家電を減らし、落ちているブレーカーを「入」戻して電気が復旧すれば、一時的な電気の使いすぎ(過負荷)が原因だった可能性があります。
スイッチが再び落ちる場合は、まだ電力容量を超えているか、コンセント自体の屋内配線が故障している可能性があります。
漏電ブレーカーの戻し方と原因特定手順

つまみの横にある復旧ボタン(黄色や赤色)が飛び出している場合は、ボタンを押し込み、つまみを一番下まで下げてから再度「入(上)」へ戻してください。
真ん中で止まって動かない場合は、一度完全に下げてから「入」に戻してください。
安全ブレーカーを入れた際に漏電ブレーカーが再度落ちたら、その回路が漏電の原因です。
漏電は火災の危険があり大変危険なため、早めに専門業者へ連絡してください。
漏電ブレーカーが落ちる場合は、家のどこかで漏電が発生している可能性があるため、どの部屋の配線や家電に問題があるのかを安全に突き止める必要があります。
安全ブレーカーを上げた瞬間に漏電ブレーカーが落ちた場合は、その回路が漏電している可能性が高いです。
原因の回路を切ったままにすれば、それ以外の部屋は安全に電気を復旧できます。
アンペアブレーカーの戻し方

アンペアブレーカーは、家全体で契約している電力の容量を超えて家電を同時に使用すると、自動的に落ちて電気を遮断する仕組みです。
消費電力の大きい器具のプラグを抜き、使用量を抑えた状態でブレーカーを上げれば、家全体の電気が復旧します。

スマートメーター設置の住宅ではアンペアブレーカー自体がなく、電気を使いすぎた際は一時的に10秒ほど停電する仕組みです。
約10秒後に自動で復旧するため、電気の使用量を減らして待ちましょう。
自己復旧できないケースや危険なケース

ブレーカー復旧を試しても「漏電ブレーカーが上がらない」「異音や異臭がある」「大型家電だけ使えない」場合は、自分で復旧せず専門業者へ点検を依頼してください。
漏電ブレーカーが上がらない場合や異音・異臭がある場合は、分電盤や配線に異常が発生している可能性があります。
また、IHクッキングヒーターや浴室乾燥機など特定の大型家電だけが使えない場合、200V(ボルト)の電気設備に異常が発生している可能性があります。
ブレーカー内部の配線に関わる作業は電気工事士による修理が必要なため、電気工事店へ点検・修理を依頼しましょう。
安全ブレーカーをすべて下げても漏電ブレーカーが上がらない
安全ブレーカーをすべて切っても漏電ブレーカーが上がらない場合は、壁中の幹線や分電盤内部で漏電やショートが発生している可能性があります。危険な状態のため、早急に電気工事店へ点検を依頼してください。
漏電ブレーカーが上がらない状況下では、家全体が停電した状態となります。漏電ブレーカーを無理に押し続けたり、何度も復旧を試みたりすると、分電盤の発熱や発火につながる可能性があります。
ブレーカーから異音や焦げ臭いにおいがする
ブレーカーから異音や焦げ臭いにおいがする場合は、内部で火花が発生し異常発熱している可能性があるため、すぐに電気の使用を中止してください。
そのまま放置すると分電盤から出火し、壁内部へ燃え広がる恐れがあります。非常に危険な状態のため、絶対に触らず、速やかに電気工事店へ緊急連絡を入れてください。
IHヒーターや浴室乾燥機など大型家電のみ動かない

IHクッキングヒーターや浴室乾燥機など特定の大型家電だけが動かない場合は、200V(ボルト)の電気設備に異常が発生している可能性があるため、電気工事士による修理が必要です。

大型家電(200V)は一般家電(100V)より消費電力が大きいため、専用の配線とコンセントが使用されます。
掃除機や炊飯器など100V家電は通常どおり使えても、大型家電だけが動かなくなることがあります。まずは、分電盤の大型家電用の安全ブレーカーが落ちていないか確認しましょう。
安全ブレーカーが正常でも大型家電だけが動かない場合は、まずは家電メーカーへ相談し、家電本体に異常がなければ電気工事店へ点検を依頼しましょう。
引っ越し先でブレーカーを上げても電気がつかない際の対処法

引っ越し先でブレーカーを上げても電気がつかない場合は、まず電気の開通手続きが完了しているか確認しましょう。
現在の住宅の多くはスマートメーターによる遠隔通電へ切り替わっているため、ブレーカーを上げるだけでは電気が使えないケースがあります。申し込み完了メールやマイページで供給開始日を確認し、契約が完了していない場合は電力会社へ連絡してください。
当日中に電気を使いたい方は、受付時間や対応エリアを確認のうえ、即日開通に対応している電力会社へ申し込みましょう。
電気の開通手続きが完了しているか確認する
引っ越し先でブレーカーを上げても電気がつかない原因は、電気の開通手続きが済んでいないケースが多いため、まずは申し込み完了メールやマイページで供給開始日を確認してください。
現在はスマートメーターによる遠隔通電が普及しており、電力会社で供給開始手続きが完了すると、自動で通電される仕組みです。そのためブレーカーを上げても電気がつかない場合は、開通手続きが未完の可能性があります。
供給開始日が引っ越し日に設定されているか確認し、契約が完了していない場合は電力会社へ連絡しましょう。
当日中に電気を使いたい場合は電力会社へ連絡する
電気の開通手続きが完了していない場合でも、即日開通に対応している電力会社へ受付時間内に申し込めば、当日中に電気を使える可能性があります。
すぐに電気を使いたい場合は、夜間・早朝に関わらず24時間いつでも開通対応の「おてがるでんき」がおすすめです。
申し込みの際は、正確な住所・支払い情報などを用意しておきましょう。入力内容に不備があると電気の開通に時間がかかる場合があります。
電気がつかないときの連絡先
ブレーカーを上げても電気がつかない場合は、原因によって連絡先が異なります。停電なら送配電事業者、屋内設備やブレーカーの故障なら電気工事店へ連絡してください。
なお賃貸住宅の場合は、業者へ直接点検依頼をするのではなく、管理会社や大家さんに連絡しておくとトラブル回避につながります。
引っ越し直後に電気が使えなくて困っている場合は、契約した、または契約予定の電力会社へ問い合わせましょう。早期復旧には、状況に合った窓口へ連絡することが重要です。
停電の場合は送配電事業者へ連絡
Webサイトを確認しても停電情報が見つからない場合や、停電が長時間復旧しない場合は、契約している電力会社ではなく、地域を管轄する送配電事業者へ連絡してください。
電気がつかないなどの緊急時は24時間対応をしている窓口が多いので、電話して状況を確認しましょう。復旧見込みなども確認しておくと安心です。

送配電事業者は、電線や電柱など送配電設備を管理している会社です。2016年の電力自由化以降、電気を販売する小売電気事業者と、電気を届ける送配電事業者の役割は分かれています。
屋内設備やブレーカー不具合は電気工事店へ依頼
自宅だけ電気がつかずブレーカーも復旧できない場合は、屋内の電気設備が原因である可能性が高いため、電気工事店へ点検を依頼しましょう。
- ブレーカーの状態
- 分電盤の異音/異臭
- いつからの症状か
- 電気がつかない範囲
「地域名+電気工事」でWeb検索し、依頼の際は、ブレーカーの状況や分電盤の異音・異臭の有無をまとめて伝えましょう。
賃貸住宅の場合は管理会社や大家へ先に連絡
賃貸住宅で電気がつかない場合は、電気工事店へ依頼する前に管理会社や大家さんへ連絡してください。
建物の共用部分や設備の不具合であれば、修繕は貸主側の責任になることが多く、入居者が勝手に業者を呼ぶとトラブルになることもあります。
また屋内設備についても、管理会社が窓口となって電気工事店などを手配してくれるケースが多くあります。
引っ越し直後で未開通の場合は電力会社へ連絡
引っ越し先でブレーカーを上げても電気がつかない場合は、契約を申し込んだ電力会社へ連絡し、供給開始日や開通状況、最短で電気を使える日時を確認してください。
電気契約を忘れていた場合は、申し込み当日に開通可能な電力会社へ早めに申し込みましょう。
引っ越しシーズン(3〜4月)は申し込みが集中するため、通常より開通まで時間がかかることがあります。
ブレーカーを上げる前後で迷いやすいポイント
ブレーカーを操作する際は、家電製品の取り扱いや電気設備の仕組みを事前に確認しておくと、安全に復旧作業を進められ、故障と勘違いしやすい症状にも落ち着いて対処できます。
ブレーカーを復旧する前に、通電火災や故障を防ぐため、家電製品のプラグを抜いておく方が安全です。
ブレーカーが正常でも電気がつかない場合や、漏電ブレーカーが真ん中で止まる場合は、故障ではなく電気設備の安全機能や異常検知が原因の可能性があります。
安全に復旧するためにも、ブレーカーの仕組みや正しい対処法を確認しておきましょう。
ブレーカーを戻すとき家電製品(パソコンなど)のプラグは抜いたほうがいい?
ブレーカーを復旧する際は、一度に家電へ電気が流れるため、通電火災やパソコンのデータ破損などを防ぐ目的で、家電製品のプラグを抜いておくことをおすすめします。
故障した家電や配線の劣化がある場合は、通電した瞬間に異常発熱して火災につながる恐れがあるためです。

パソコンなどの精密機器は、突然の通電によって保存していないデータが失われる可能性もあります。
すべての家電のプラグを抜く必要はありませんが、パソコンなどの精密機器やドライヤーなど消費電力の大きい家電は、コンセントから抜いた状態でブレーカーを復旧すると安心です。
ブレーカーが上がったままなのに電気がつかないのはなぜ?
ブレーカーが上がったままでも電気がつかない場合は、スマートメーターの自動遮断、または200V電気設備の異常が原因の可能性があります。
スマートメーターは契約アンペアを超えると内蔵されたブレーカー機能が作動し、ブレーカーが上がったままで一時的に停電する仕組みです。
また、200V電気設備に異常がある場合は、ブレーカーに異常がなくてもIHヒーターなどの大型家電だけが使えなくなることがあります。
漏電ブレーカーが真ん中で止まって上にも下にも動きません
漏電ブレーカーが真ん中で止まって動かない場合は、故障ではなく安全機能が作動している可能性があります。
安全機能が作動するとつまみがロックされるため、一度「カチッ」と音がするまで完全に下げてロックを解除してから、再度上げてください。
再び真ん中で止まる場合は、自分で操作を繰り返さず、電気工事店へ点検を依頼しましょう。
漏電している場所を調べる途中でまた全部消えた原因は?
漏電している場所を調べる途中で再度停電した(漏電ブレーカーが切れた)場合は、漏電している回路や家電を特定できたサインです。
漏電ブレーカーは漏電を検知すると自動で電気を遮断するため、安全ブレーカーを1つずつ上げる途中で再び落ちた場合は、最後に上げた回路や、その回路で使用している家電に原因がある可能性があります。
原因となる回路が絞り込めた状態なので、再度落ちた安全ブレーカーは「切」にして、それ以外の回路を復旧させましょう。漏電している可能性があるため、早めに電気工事店や管理会社へ点検を依頼してください。
まとめ
最後に、ブレーカーを上げても電気がつかない場合の対処法をおさらいします。
- ブレーカーを上げても電気がつかない原因は「停電・ブレーカー・契約・設備」の4つ
- 電気が使えないときの連絡先は症状によって異なる
- 漏電や設備故障など、自分で復旧できない危険なケースもある
ブレーカーを操作するだけでは電気を復旧できないケースもあるため、まずは症状から原因を確認し、自分で対処できるか確認します。ただし、停電ではなくブレーカーに問題がありそうな場合は、基本的には専門業者への依頼がベストです。

無理に操作を繰り返さず、漏電や配線故障の疑いがある場合は、適切な窓口へ早めに相談して安全に復旧をおこなってください。
停電やブレーカーのトラブルではなく、契約状の問題で電気が使えない場合は、当日開通可能な新電力への問い合わせも検討しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。




