蓄電池導入後の電気代はどれぐらい安くなる?

蓄電池導入後の電気代はいくら?

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蓄電池導入を検討した際に気になるのが「本当に電気代が安くなるか」「実際にいくら削減できるか」ですよね。高額な蓄電池を買っても電気代が安くならなければ、意味がないと不安に感じる方も少なくありません。

結論
  • 蓄電池だけ導入すると電気代は月1,000~3,000円程度安くなる
  • 太陽光発電も同時に導入すると月5,000~12,000円程度安くなる
  • 高い節電効果を狙うなら「蓄電池+太陽光発電」の設置がおすすめ

経済産業省の家庭用蓄電システムの価格水準によると、蓄電池の本体価格は15~20万円/kWhが水準なので、容量10kWhを選ぶと150~200万円の導入費用が発生します。補助金を活用すると費用を抑えられますが、別途工事費がかかる点も踏まえて元が取れるか計算しましょう。

三浦 瞬
三浦 瞬

太陽光で発電した電気を蓄電池に貯めて使えば、電気代を大幅に抑えられます。蓄電池のみでは大きな効果は得られませんが、太陽光発電も一緒に設置すると年間10~15万円ほど電気代が安くなるケースもあり、補助金を活用すれば初期費用の回収期間を短縮できます。

蓄電池と
太陽光発電
設置の節電効果
1ヵ月1年間
蓄電池のみ約3,000円
お得になる
約36,000円
お得になる
蓄電池+太陽光発電約12,000円
お得になる
約150,000円
お得になる

電気料金の計算内容

  • 蓄電池のみ導入の場合は夜間の安い時間帯に電気を貯め、日中に使う前提で電気代を計算しています。
  • 太陽光発電も導入する場合は余った電気を蓄電池に貯めて夜間にも使う想定で計算しています。
  • 太陽光で作る電気は1kWあたり年間1,215kWhを想定しています。

蓄電池だけでは月に多くても3,000円ほどの節電効果ですが、太陽光発電を組み合わせると10,000円以上も電気代が安くなるケースがあります。年間にすると10万円以上安くなる場合もあるため、高い効果を狙うなら同時設置を検討しましょう。

この記事では、蓄電池や太陽光発電を設置した場合の電気代シミュレーションを詳しく解説します。「蓄電池のみ設置」「蓄電池+太陽光発電設置」のパターンで電気代を計算しているので、ぜひ導入前の参考にしてください。

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著者情報
株式会社エクスゲート
登録小売電気事業者A0166

株式会社エクスゲートは経済産業省に登録小売電気事業者として届け出(登録番号A0166)の上、自社ブランドの新電力サービス「EXでんき」を提供しております。監修者の三浦瞬は小売電気アドバイザーの資格を保有しYouTube「小売電気アドバイザー三浦チャンネル」を運営しております。 当サイトは消費者庁国民生活センターのガイドラインや関連法令を順守するとともに、正確で公平な情報を客観的にお届けします。

目次

蓄電池で電気代を大きく下げるなら太陽光発電との併用が効果的

蓄電池のみと太陽光パネルを組み合わせたときの電気代の削減効果 比較
蓄電池
太陽光発電
設置の節電効果
1ヵ月1年間
蓄電池のみ
5kWh
730~1,279円8,760~15,348円
蓄電池のみ
10kWh
1,096~2,192円13,152~26,304円
蓄電池のみ
15kWh
1,461~2,923円17,532~35,076円
太陽光発電

蓄電池
5,676~12,049円68,112~144,593円

電気料金の計算内容

  • 蓄電池のみ導入の場合は夜間の安い時間帯に電気を貯め、日中に使う前提で電気代を計算しています。
  • 太陽光発電も導入する場合は余った電気を蓄電池に貯めて夜間にも使う想定で計算しています。
  • 太陽光で作る電気は1kWあたり年間1,215kWhを想定しています。
  • 節電額は電気料金の単価差や想定使用量をもとにした簡易試算。蓄電池の充放電ロス・待機電力・製品ごとの実効容量などは考慮していないため、実際の削減額とは異なる場合があります。

蓄電池導入で安くなる電気代は「蓄電池のみ設置」「太陽光発電とセットで設置」によって大きく異なります。電気代の節約をメインで考えるなら、多くても月3,000円ほどしか安くならない蓄電池のみ設置より、5,000~10,000円以上安くできる可能性の高い太陽光発電と同時導入がおすすめです。

蓄電池のみ導入では、夜間の電気単価が割安な時間帯に貯めて日中に使い、単価差で電気代を安くすることしかできません。太陽光発電があると、自宅で発電した電気を使う自家消費を活用して電気代を大幅に抑えられます。

蓄電池と太陽光発電を組み合わせると、日中に使い切れなかった電気を貯めて夕方から夜に消費できるため、より効率的です。年間で10万円を超える節約になるケースも多く、初期費用の回収もしやすくなります。

蓄電池や太陽光発電の導入で電気代が安くなる仕組み

蓄電池・太陽光で電気代削減
蓄電池や太陽光の設置で
電気代が安くなる理由
詳細
太陽光発電の
電力を自宅で使用
発電した電力を自家消費
買う電力を減らす
余った電力を売電使い切れない電力を
電力会社に売る
夜は貯めた蓄電池を利用日中貯めた電気を利用
夜間の単価が安い
電気を貯める方法も

蓄電池や太陽光発電を導入すると、発電・蓄電した分だけ電力会社から購入する電気(買電)を減らせます。今まで購入していた分を自宅で発電した電気に置き換えることで、差額分の電気代が安くなる仕組みです。

例えば、今まで1kWhあたり30円で300kWh購入していた場合、基本料金などを除いて考えると月の電力量料金は9,000円です。そのうち200kWhを太陽光発電でまかない、すべて自家消費できた場合は、6,000円分の電気代を削減できます。

また、蓄電池だけを導入する場合は夜間など安い時間帯に電気を貯め、日中に使うことで差額分を安くできる仕組みですが、削減できる電気代が少ない点に注意しましょう。

太陽光発電があれば自家発電・自家消費で買電量を減らせる

太陽光発電があれば自家発電・自家消費で買電量を減らせる

太陽光発電を一緒に導入する場合、日光によって発電した電気を自宅で使える(自家消費)だけでなく、余った電気を蓄電池に貯めて夜間消費に回せます。発電がない夜間も自宅で作った電気を使えるため、電気代を抑えたい方におすすめです。

発電量や蓄電池容量によっては、電力会社から電気をほぼ購入せずに済むので「基本料金+α」程度まで電気代を抑えられる可能性があります。

ただし、太陽光パネルは毎日安定して発電するわけではありません。天気の悪い日は発電効率が落ちるため、足りない分の電気は電力会社から購入します。そのため、太陽光パネルがあっても電気代をゼロにするのは難しいです。

太陽光発電で余った電気は売電できる

太陽光パネルによる発電で余った電気は、電力会社が買い取ります。自家消費による電気代削減に加え、電力会社への売電で収入が得られるため、太陽光発電があれば設置時にかかる初期費用を回収しやすいのが特徴です。

2026年度にFIT認定を受ける住宅用太陽光は、10年間の買取期間が設定されており、1~4年目は24円/kWh、5~10年目は8.3円/kWhで買い取られます。

基本的には電力会社から購入する買電単価の方が高いため、可能な限り自家消費した上で余った分を売電しましょう。

蓄電池のみ導入は電気代が安くなりにくい

蓄電池のみ導入は電気代が安くなりにくい

例えば、蓄電池だけ導入する場合、低単価な時間に蓄電して使うと電気代を抑えられる仕組みですが、1ヵ月で1,000円~3,000円程度しか安くならず、節約を目的にしている方にはおすすめしません。

三浦 瞬
三浦 瞬

東京電力の「夜トク8プラン」は7〜23時の電気単価が1kWhあたり42.60円、23~7時までが31.64円で約11円ほど単価が安くなります。5kWhの蓄電池を使い、夜間に貯めて日中に使用しても「11円×5kWh」で1日あたり約55円しか節約できません。

夜間の蓄電池利用は、太陽光パネルと組み合わせて昼間に使い切れなかった電気を蓄電池に貯めておき、夜間に蓄電池の電気を利用する使い方がメインです。

蓄電池や太陽光発電を導入した場合の電気代の計算方法

蓄電池・太陽光の電気代削減 簡易計算

蓄電池のみ設置なら「昼夜の電気単価差×蓄電量(日中の使用量)」で、太陽光発電も組み合わせるなら「自家消費する電力量×電力会社からの買電単価」で安くなる電気代の目安を算出できます。

蓄電池のみの場合は昼夜の電気単価差を利用し、太陽光発電の同時設置なら発電した電気の自家消費で電気代が安くなる仕組みです。太陽光パネルの発電量には地域差があるため、シミュレーション時は平均値で計算しましょう。

また、設置環境や電気の使い方によっては計算通りにならないケースもあります。安くなる電気代の金額は目安と考え、詳細なシミュレーションは見積もり依頼時に作成してもらうのがおすすめです。

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蓄電池のみ設置は昼夜の単価差で計算

【昼夜の単価差を使った簡易的な計算方法】

電気の単価差×蓄電量(日中の使用量)

=削減できる電気代

蓄電池のみを導入する場合、時間帯別で単価が安くなるオール電化プラン等に契約したと考えて計算するため「電気の単価差×蓄電量(日中の使用量)」が安くなる電気代の総額です。

まずは、「昼:夜=1:2」の割合で電気を使うと仮定して設置前の電気代を算出します。次に、夜間のうちに蓄電池に必要量を買電して貯めておき、日中に使用した場合の電気代を算出すると、いくら安くなるのか分かります。

三浦 瞬
三浦 瞬

例えば、月300kWh使用する家庭なら日中に100kWh、夜間は200kWhの使用です。日中の使用量は1日あたり3.3kWhなので、夜間の安い時間帯に必要量を貯め、日中に使用することで「単価差×3.3kWh」だけ電気代が毎日安くなります。

容量5kWhの蓄電池を設置した場合、変換ロスなどを考慮すると実際に使える電気は4~4.5kWhほどなので、月300kWh使用する家庭なら、蓄電分だけで日中に使う電気を賄えます。

太陽光発電も同時に設置するなら発電量も含めて計算

【太陽光パネルの発電量と電気使用量から計算する方法】

自家消費量×電力会社からの買電単価

=削減できる電気代

蓄電池と太陽光発電を同時設置するなら「自家消費する電力量×電力会社からの買電単価」が安くなる電気代の総額です。太陽光パネルで発電した電気を自宅で使用する自家消費の分だけ、電力会社から購入する電気を減らせます。

三浦 瞬
三浦 瞬

例えば、環境省の再生可能エネルギーに関する報告書によると、太陽光パネルの発電量は1kWあたり年間1,215kWh程度で、5kW設置すると約6000kWhです。単純計算では月平均約500kWh発電する計算です。このうち自宅で直接消費した分や、蓄電池に貯めて自家消費した分だけ買電量を減らせます。

使えない分は売電にまわりますが、蓄電池がある場合は容量分だけ蓄電して夜間の消費に使えます。ただし、発電量は日によって差があり、電力消費スピードも毎日一定ではないため、計算通りにいくとは限りません。

また、買電が全くなくても多くの電力会社は基本料金等が発生する点にも注意しましょう。

蓄電池導入の節電効果は初期費用も含めて考える

蓄電池導入の節電効果は初期費用も含めて考える

蓄電池の導入を検討する際は、安くなる電気代に加えて「初期費用の回収期間」にも注目してください。より電気代の削減効果を得たいなら、補助金で初期費用を最大限まで抑えつつ、自宅にあった発電量の太陽光パネルと蓄電池を設置するのがおすすめです。

例えば、太陽光発電と蓄電池設置で電気代が月10,000円安くなり、売電で5,000円の収入がある場合、月間で得をするのは15,000円となります。初期費用で300万円かかっていると考えると、回収できるまでにかかるのは約17年です。

17年目以降で条件が変わらないと仮定した単純計算では、毎月15,000円の恩恵を受け続けられますが、太陽光発電や蓄電池は定期的にメンテナンス費用もかかります。いくら電気代が安くなっても、初期費用がかさんで回収までに時間がかかると損をする可能性もあるので注意しましょう。

蓄電池のみ導入だと電気代の削減効果は薄い

蓄電池のみ 電気代削減効果
蓄電池のみ設置で
削減できる電気代
1ヵ月1年間
蓄電池容量
5kWh
730~1,279円8,760~15,348円
蓄電池容量
10kWh
1,096~2,192円13,152~26,304円
蓄電池容量
15kWh
1,461~2,923円17,532~35,076円

電気料金の計算内容

  • 電気代は2025年7月~2026年6月までの1年間の平均値で算出しています。
  • 電気料金の計算は燃料費調整額などの調達コスト、容量拠出金、再生可能エネルギー発電促進賦課金のすべての項目を考慮しています。
  • 国からの電気代補助金(電気・ガス料金支援)は考慮していません。
  • 東京電力「夜トク8」プランを契約した場合で「昼:夜=1:2」の電気使用量をベースに電気代を試算しています。
  • 蓄電池ありの場合は夜間の安い時間帯に電気を貯め、日中に使う前提で電気代を計算しています。
  • 電気代は2025年7月~2026年6月までの1年間の平均値で算出しています。
  • 節電額は電気料金の単価差や想定使用量をもとにした簡易試算。蓄電池の充放電ロス・待機電力・製品ごとの実効容量などは考慮していないため、実際の削減額とは異なる場合があります。

蓄電池のみを設置すると、電気代は月に1,000~3,000円ほどしか安くなりません。夜間と日中の単価差でしか節約できないため、電気代を安くしたい方は太陽光発電も同時導入がおすすめです。

ただし、初期費用をかけてでも災害対策として導入したい方は、蓄電池のみ設置することもできます。

メーカーや販売店は蓄電池設置を相談した際、太陽光発電も同時導入することを前提に話を進めるケースが多いです。蓄電池だけを設置したいと考えている場合は、太陽光発電も設置するケースとあわせて見積もりを取得し、初期費用や得られる効果を見比べながら検討しましょう。

蓄電池容量5kWhは月1,000円前後安くなる

蓄電5kWh設置
削減できる電気代
設置なし設置あり差額
200kWh/月
(30A契約)
6,502円5,772円-730円
300kWh/月
(40A契約)
9,625円8,529円-1,096円
400kWh/月
(50A契約)
12,748円11,287円-1,461円
500kWh/月
(50A契約)
15,616円14,337円-1,279円

電気料金の計算内容

  • 国からの電気代補助金(電気・ガス料金支援)は考慮せず全ての項目を加味して計算しています。
  • 東京電力「夜トク8」プランを契約した場合の2025年7月~2026年6月までの1年間の平均値で算出しています。
  • 節電額は電気料金の単価差や想定使用量をもとにした簡易試算。蓄電池の充放電ロス・待機電力・製品ごとの実効容量などは考慮していないため、実際の削減額とは異なる場合があります。

5kWhの蓄電池のみを導入する場合、節約できる金額は月1,000円前後、年間でも12,000円前後と少なめです。電気代は少し安くなりますが、蓄電池設置にかかる初期費用を踏まえると、ほとんどお得にはなりません。電気代の節約を考えるなら、太陽光発電もあわせて設置しましょう。

三浦 瞬
三浦 瞬

1ヵ月300kWh使う家庭が「昼:夜=1:2」の割合で電気を使用している場合、日中に使うのは月100kWhで1日あたり約3.3kWhです。日中に使う分の電気を夜間に蓄電池へ貯めておけば、単価の高い日中の買電量を減らせるため、電気代を抑えられます。

月に400kWh以上使う場合は、夜間に貯めた5kWhの電気だけでは日中の使用量が足りず、追加で買電しなければならない可能性があります。容量5kWhと書かれていても、変換ロスなどで実際に使える電力は4kWh程度なので計算時は注意しましょう。

蓄電池容量10kWhを設置すると月1,000~2,000円安くなる

蓄電池容量10kWhは月1,000~2,000円安くなる
蓄電10kWh設置
削減できる電気代
設置なし設置あり差額
300kWh/月
(40A契約)
9,625円8,529円-1,096円
400kWh/月
(50A契約)
12,748円11,287円-1,461円
500kWh/月
(50A契約)
15,616円13,789-1,827円
600kWh/月
(50A契約)
18,484円16,292円-2,192円

電気料金の計算内容

  • 国からの電気代補助金(電気・ガス料金支援)は考慮せず全ての項目を加味して計算しています。
  • 東京電力「夜トク8」プランを契約した場合の2025年7月~2026年6月までの1年間の平均値で算出しています。
  • 節電額は電気料金の単価差や想定使用量をもとにした簡易試算。蓄電池の充放電ロス・待機電力・製品ごとの実効容量などは考慮していないため、実際の削減額とは異なる場合があります。

10kWhの蓄電池を設置すると、月に600kWh程度使う家庭でも夜間に貯めた電気だけで日中も過ごせます。電気を多く使う家庭なら月に2,000円ほど電気代を安くできる場合もありますが、それでも節約効果は薄めなので、災害対策を中心に設置を検討している方向けです。

三浦 瞬
三浦 瞬

災害等で停電した場合、10kWhの蓄電池があれば、冷蔵庫や照明など使用する家電を絞ることで長時間電気を確保できます。使う家電の量や種類にもよりますが、電気が使えない不安を軽くできる点はメリットです。

普段から日中に電気を多く使う場合は、蓄電池に貯めた10kWhの電力だけでは足りないケースもあります。昼夜の電力消費バランス、契約しているプランの時間別単価を踏まえて、蓄電池容量を検討しましょう。

蓄電池容量15kWhを設置した場合でも月1,500~3,000円しか安くならない

蓄電15kWh設置
削減できる電気代
設置なし設置あり差額
400kWh/月
(50A契約)
12,748円11,287円-1,461円
500kWh/月
(50A契約)
15,616円13,789-1,827円
600kWh/月
(50A契約)
18,484円16,292円-2,192円
800kWh/月
(50A契約)
24,219円21,296円-2,923円

電気料金の計算内容

  • 国からの電気代補助金(電気・ガス料金支援)は考慮せず全ての項目を加味して計算しています。
  • 東京電力「夜トク8」プランを契約した場合の2025年7月~2026年6月までの1年間の平均値で算出しています。
  • 節電額は電気料金の単価差や想定使用量をもとにした簡易試算。蓄電池の充放電ロス・待機電力・製品ごとの実効容量などは考慮していないため、実際の削減額とは異なる場合があります。

15kWhの蓄電池は各メーカーの最大値に近い容量で、上手く活用すれば月3,000円、年間で36,000円ほど電気代を節約可能です。月々の電気使用量が多いと電気代は安くなりやすいものの、15kWhの蓄電池は本体代も高いため、導入時は慎重に検討しましょう。

大容量の蓄電池があれば、ペットのために1日中エアコンを稼働させている方、月の電気使用量が800kWhを超えるような家庭でも、単価が高い日中の買電を大幅に抑えられます。

太陽光発電と組み合わせるとより電気代を安くできる

蓄電池+太陽光
電気代削減額
1ヵ月1年間初期費用
回収期間
太陽光5kW
蓄電池10kWh
5,676
~12,049円
68,112
~144,593円
23~27年
【補助金活用】
太陽光5kW
蓄電池10kWh
5,676
~12,049円
68,112
~144,593円
17~25年
【補助金活用】
太陽光5kW
蓄電池15kWh
8,514
~12,049円
102,168
~144,593円
23~39年

電気料金の計算内容

  • 2026年8月時点の電気料金を記載しています。
  • 削減できる電気代は電気単価1kWhあたり28.38円として計算しています。
  • 電気料金の計算は燃料費調整額などの調達コスト、容量拠出金、再生可能エネルギー発電促進賦課金のすべての項目を考慮しています。
  • 国からの電気代補助金(電気・ガス料金支援)は考慮していません。
  • 太陽光で作る電気は1kWあたり年間1,215kWhを想定しています。
  • 節電額は電気料金の単価差や想定使用量をもとにした簡易試算。蓄電池の充放電ロス・待機電力・製品ごとの実効容量などは考慮していないため、実際の削減額とは異なる場合があります。

蓄電池と一緒に太陽光発電を設置すると、電気代は月5,676~12,049円、年間で68,112~144,593円安くなります。太陽光発電だけでは日中に使いきれない電力が自動で売電されますが、蓄電池があれば夜間も自宅で発電した電気を利用できるため、効率よく電気代を抑えたい方におすすめです。

ただし、蓄電池設置には高額な初期費用も発生します。発電量や節約できる電気代、初期費用のバランスを見ながら自宅に合う容量の導入を検討しましょう。

太陽光発電や蓄電池設置は、条件を満たせば補助金が使えます。補助金を活用すると初期費用が抑えられ、回収までにかかる期間を短くできるため、必ずあわせて確認してください。

太陽光5kW+蓄電池10kWhは電気代が月5,000~12,000円安くなる

太陽光5kW+蓄電池10kWhは電気代が月5,000~12,000円安くなる
太陽光5kW
蓄電池10kWh
設置による節電効果
1ヵ月1年間初期費用
回収期間
200kWh/月
(30A契約)
5,676円68,112円約25年
300kWh/月
(40A契約)
8,514円102,168円約24年
400kWh/月
(50A契約)
11,352円136,224円約23~24年
500kWh/月
(50A契約)
12,049円144,593円約27年

電気料金の計算内容

  • 2026年8月時点の電気料金を参考に削減できる電気代は電気単価1kWhあたり28.38円として計算しています。
  • 国からの電気代補助金(電気・ガス料金支援)は考慮していません。
  • 太陽光で作る電気は1kWあたり年間1,215kWhを想定しています。
  • 節電額は電気料金の単価差や想定使用量をもとにした簡易試算。蓄電池の充放電ロス・待機電力・製品ごとの実効容量などは考慮していないため、実際の削減額とは異なる場合があります。

一般的な家庭に導入されやすい太陽光5kWと蓄電池10kWhの組み合わせでは、電気代が月5,000~12,000円と大幅に安くなります。特に、月の使用量が300~400kWhの家庭では電気代を抑えつつ、売電もできてメリットが大きいです。

2~4人程度の世帯なら自宅で使う電気の多くを発電分と蓄電分で補えるため、電力会社からの買電が少量で済みます。

月に500kWh以上の電力を使う家庭は、太陽光パネルで発電した分を自家消費で使い切るため、足りない分は買電する必要があります。売電に回す分がほとんどなく、初期費用の回収までに約27年と時間がかかる点に注意しましょう。

太陽光5kW+蓄電池10kWhで補助金活用なら初期費用も回収しやすい

太陽光5kW+蓄電池10kWhで補助金活用なら初期費用が回収しやすい
【補助金あり】
太陽光5kW
蓄電池10kWh
設置による節電効果
1ヵ月1年間初期費用
回収期間
200kWh/月
(30A契約)
5,676円68,112円約18~24年
300kWh/月
(40A契約)
8,514円102,168円約17~23年
400kWh/月
(50A契約)
11,352円136,224円約17~22年
500kWh/月
(50A契約)
12,049円144,593円約19~25年

電気料金の計算内容

  • 2026年8月時点の電気料金を参考に削減できる電気代は電気単価1kWhあたり28.38円として計算しています。
  • 国からの電気代補助金(電気・ガス料金支援)は考慮していません。
  • 太陽光で作る電気は1kWあたり年間1,215kWhを想定しています。
  • 節電額は電気料金の単価差や想定使用量をもとにした簡易試算。蓄電池の充放電ロス・待機電力・製品ごとの実効容量などは考慮していないため、実際の削減額とは異なる場合があります。

太陽光5kWと蓄電池10kWhを補助金ありで設置すると初期費用が抑えられるため、回収までにかかる期間が約17~25年と短縮されます。月に300~400kWh程度使う方は17〜23年ほどで初期費用を回収できる場合も多く、最もおすすめのパターンです。

補助金は主に「DR補助金」と「ZEH補助金」の2種類があり、それぞれ条件を満たすと補助金を受け取れます。(※その年の補助金が募集終了していない場合に限る)申請時期や設置する機器の種類が限られている場合もあるため、利用前に必ず補助金の詳細を確認してください。

国の補助金とは別に、自治体が行う制度を利用できる場合もあります。例えば、埼玉県では「家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金」が行われていました。

しかし、予算到達まで9日と早期終了しているため、情報は逐一チェックしましょう。

販売店やメーカーに補助金を活用したいと伝えておけば、補助金「あり」「なし」で分けた見積もりも作成してもらえます。補助金を待たずに導入して早く電気代を抑えるか、時期を見て初期費用を抑えるか検討しましょう。

太陽光5kWに蓄電池15kWhでは容量を持て余すケースがある

太陽光5kW
蓄電池15kWh
設置による節電効果
1ヵ月1年間初期費用
回収期間
300kWh/月
(40A契約)
8,514円102,168円23~31年
400kWh/月
(50A契約)
11,352円136,224円23~30年
500kWh/月
(50A契約)
12,049円144,593円26~34年
600kWh/月
(50A契約)
12,049円144,593円32~39年

電気料金の計算内容

  • 2026年8月時点の電気料金を参考に削減できる電気代は電気単価1kWhあたり28.38円として計算しています。
  • 国からの電気代補助金(電気・ガス料金支援)は考慮していません。
  • 太陽光で作る電気は1kWあたり年間1,215kWhを想定しています。
  • 節電額は電気料金の単価差や想定使用量をもとにした簡易試算。蓄電池の充放電ロス・待機電力・製品ごとの実効容量などは考慮していないため、実際の削減額とは異なる場合があります。

太陽光発電5kWに対して蓄電池が15kWhだと、発電量に対して蓄電容量が大きすぎるため、最大まで活かしきれない可能性があります。電気代は月10,000円前後安くなりますが、蓄電池の本体代が高額になるので初期費用の回収期間が23~39年と長引く点に注意しましょう。

三浦 瞬
三浦 瞬

蓄電池が発電分だけで充電できない場合は、電力会社から買電して自動で補う設定になっているケースもあります。晴れの日が少なく、電気使用量が多いときは電気代が高くなりやすい傾向です。

月600kWh以上など使用量が多い家庭では、蓄電池容量にあわせて太陽光発電も7~8kWと多めに設置するのがおすすめです。蓄電池容量に見合う十分な発電量があれば、自家消費と余剰電力の売電で電気代を効率よく抑えられます。

よくある質問

蓄電池や太陽光発電の導入において、やはり気になるのは電気代の削減効果です。蓄電池だけの設置で効果があるのか、電気代を0円にできるのか知りたい方も多いでしょう。

売電によって得た収入は申告すべきかなども解説しているので、蓄電池や太陽光発電の導入を検討している方は、ぜひあわせて参考にしてください。

蓄電池や太陽光発電の導入で電気代を「0円」にできる?

蓄電池や太陽光発電の導入で電気代を「0円」にできる?

電力会社と契約していると基本料金や最低料金がかかるため、太陽光発電や蓄電池があっても電気代は原則として「0円」にはなりません。中には基本料金がかからない電力会社もありますが、悪天候が続く日などは発電・蓄電している分では足りないケースもあります。

ほとんど電力会社から供給される電気を使わない場合は、Looopでんきなど基本料金を設けていないプランを選ぶのがおすすめです。東京電力や東京ガスのプランは、一切電気を使わなくても契約アンペア数に応じた基本料金がかかります。

より電気代を抑え、蓄電池や太陽光発電設置の効果を得たいなら、電力会社の見直しもあわせて検討しましょう。

蓄電池や太陽光発電を導入しても電気代が安くならないケースもある?

設置環境や生活スタイルによっては、節電効果が薄れる可能性があります。日当たりが悪く発電量が少なかったり、蓄電池の容量が小さすぎたりすると上手く節電できません。

太陽光発電を設置する際は、必ず家の図面提供と現地確認をした上で見積もりを作成してもらいましょう。発電量や節電効率は日当たりや屋根の形状、周囲の環境に大きく影響されます。

また、電力消費量に見合わない小さな蓄電池を使っていると、貯めた分では足りなくなり、電力会社から供給される電力を使わなければなりません。蓄電池や太陽光発電を導入する際は、世帯人数や生活スタイルも踏まえて容量を検討しましょう。

蓄電池だけ導入でも電気代は安くなる?

蓄電池だけ導入でも電気代は安くなる?

単価の安い時間帯に蓄電池に電気を貯め、日中に使うスタイルを活用すれば電気代は安くなります。夜間が1kWhあたり30円、日中が40円のプランに契約している場合、差額の10円分が安くなる計算です。

例えば、夜間に10kWhの電力を蓄電池に貯めて日中に消費すると1日あたり約100円、電気代を節約できます。毎日続けると月に約3,000円、年間では36,000円の節電効果が見込めます。(※充放電ロスや待機電力などを考慮しない簡易計算)

ただし、蓄電池の導入費用は100~200万円と高額なので節電だけを目的に導入するのはおすすめしません。節電を意識するなら、太陽光発電も同時導入を検討しましょう。

安くなった電気代で蓄電池導入費用の元は取れる?

蓄電池のみを導入した場合、電気代は年間で10,000~30,000円程度しか安くならないため、導入費用の元を取るのは難しいです。一方、太陽光発電を同時に導入した場合、電気代の大幅な削減と売電による収入で元を取れる可能性があります。

太陽光発電も導入すると、生活環境によっては年間で10万円以上の電気代を削減可能です。元を取るには15~20年ほどと長い期間がかかりますが、補助金を最大限活用して初期費用を抑えると、より早く導入費用を回収できます。

電気代節約だけでなく、停電時の災害対策や防災意識の向上なども含め、総合的に判断して導入を検討しましょう。

蓄電池を動かすのに電気代はかかる?

蓄電池には、電気を「直流」や「交流」に変換するパワコンや制御システムが搭載されており、設置しているだけで電力を消費します。蓄電システム自体も待機電力を消費するため、製品を比較する際は消費電力も確認しましょう。

実際の蓄電池では、充放電時に一定の電力ロスが発生します。本記事の節電額は分かりやすさを優先した簡易試算のため、このロスは計算に含めていません。

蓄電池導入で売電収入は得られる?

蓄電池導入で売電収入は得られる?

蓄電池のみ導入なら、売電による収入は基本的に得られません。太陽光発電を一緒に導入し、余った電力を蓄電池に貯めつつ売電すると収入が得られる可能性があります。

ただし、資源エネルギー庁が発表する過去の売電価格を見ると、近年は下落傾向です。2012年は40円ほどあったものの、2026年度は設置後1~4年目24円/kWh、5~10年目8.3円/kWhの買取価格が設定され大幅に下がっています。売電するよりも自家消費を意識しましょう。

蓄電池があれば昼間に電気を貯め、夜間に消費するといった使い方もできます。それでも余った電力のみを売電し、電気代を抑えつつ収入を得るのが最も経済的です。

売電で収入を得た場合は申告が必要?

太陽光発電で発電した電力のうち、余った分を売電して得た収入は申告が必要なケースがあります。給与を1か所から受けている会社員など一定の条件に該当する方は、売電収入から必要経費を差し引いた所得を含む、給与・退職所得以外の所得の合計が年間20万円を超える場合、原則として確定申告が必要です。

給与所得者が家庭用太陽光発電の余剰電力を売却した場合、一般的には「雑所得」に該当します。

一方、フリーランスなど個人事業主として働いている方は、普段の収入に売電で得た収入が加算される仕組みです。同様に経費は引けますが、所得税や住民税などが発生する点に注意しましょう。

まとめ

最後に、蓄電池導入後の電気代をおさらいしましょう。

  • 蓄電池導入後の電気代は1ヶ月1,000~3,000円程度安くなる
  • 太陽光と蓄電池の組み合わせなら1ヶ月5,000~12,000円程度安くなる
  • 補助金を活用して初期費用を抑えると回収にかかる期間を短縮できる

蓄電池は単体で導入しても、ほとんど電気代が安くなりません。今の電気代を負担に感じているなら、太陽光発電とセットで導入を検討しましょう。補助金を上手く活用すれば、初期費用も抑えやすくなります。

ただし、初期費用の回収期間は普段の電気使用量やライフスタイルによって異なります。自宅に合った容量の蓄電池、発電量の太陽光パネルを設置して電気代を効率よく抑えましょう。

三浦 瞬
三浦 瞬

電気代を抑えるポイントは、電気使用量に合った太陽光発電と蓄電池を導入することです。蓄電池は大きければ良いわけではなく、太陽光発電によって余った電気を蓄電しつつ、夕方から夜に自宅で消費できる程度の容量を選びましょう。

初期費用が高額になりやすい大容量の蓄電池や小さすぎて不足する小容量の蓄電池で後悔しないためにも、まずは見積もりを取得しながら電気代のシミュレーションを試してみるのがおすすめです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。